『高知工科大学、開学20周年！』

2004 年卒　筒井典子

素晴らしい秋晴れの広がった2017年11月4日(土)、香美キャンパスにて「高知工科大学 開学20周年記念式典」に参加させて頂きました。

それにしても、いつ見ても惚れ惚れする美しい学舎です。

現役学生が100名ほど、卒業生達もたくさん集まり、講堂は満杯でした。

現在の磯部雅彦学長の式辞の後、尾崎知事と地震研究で高名な京都造形芸術大学 尾池和夫学長の祝辞を頂きました。
初代理事長 橋本大二郎氏を始め、歴代の理事長、学長がオールスターキャストで並んでいらっしゃった様は、卒業生としても 心ときめくものがありました。

1997年に開学し、「高知工科大学20年のあゆみ」としてまとめられた映像は工事中の様子など初めて見るものや、懐かしい映像が一杯でした。

2008年、工科系の大学に文系のマネジメント学部開設。
影で尽力なさった今は亡き恩師 馬場敬三先生が偲ばれ、思いもひとしおでした。

そして2009年には日本初のウルトラC、私立大から公立大学法人への大転換！

2015年には高知県立大と統合され、高知県公立大学法人となり、マネジメント学部は永国寺キャンパスに移転。
経済･マネジメント学群も設置されました。

そして起業家コースは2017年4月より、新技術と市場ニーズを結び、起業につなげるノウハウを学ぶ「起業マネジメントコース」と改称されました。

これまでの学位取得者数は学士：7204名、大学院修士：1812名、大学院博士：311名だそうです。

思えば開学5年目の2002年に私は思いがけないご縁で大学院 起業家コースに導かれ、卒業後もずっと学部のインターンシップ前の講義や大学の経営審議会委員として携わらせて頂いたわけで、本当に感謝です。

式典の後、2015年にノーベル物理学賞を受賞なさった東京大学の梶田隆章教授が「神岡でのニュートリノ研究をふり返って」で記念講演をなさいました。

門外漢の私にも面白く、あっという間の1時間。起業家コースで様々な最先端の学びをワクワクして受講した日々を思い出しました。

夕方6時半からは会場を高知市のホテル旭ロイヤルに移し、20周年記念祝賀会が行われました。
今回、本当に嬉しかったのは歴代の理事長や学長の元気なお顔が久しぶりに拝見できたことです。

初代理事長の橋本大二郎さんと。経営審議会の末席で関わらせて頂き、その姿勢から多くのことを学ばせて頂きました。ありがとうございました。

岡村甫 元理事長(左)と、尾池和夫 京都造形芸術大学 学長。
お二方は土佐高の先輩・後輩でもいらっしゃいます。岡村先生は皆さんもご存じの通り 学長から理事長になられ、長年工科大を見守って下さいました。

冨澤治 元起業家コース長にもお目にかかれて嬉しかったです。変わらずお元気に、フラメンコギターも続けていらっしゃるそうです。平野真 元コース長は中国出張で、残念ながらご欠席でした。

卒業アルバムもずらっと並んでおり、2004年のものを拝見すると・・・

加納剛太元コース長、故・馬場敬三教授、冨澤元コース長、阿部敏明先生のお写真が。（学士のアルバムなので、残念ながら起業家コースの学生のみなさんのお写真はありませんでした。）
加納先生が高知にいらっしゃると1～2年に1度お目にかかるのですが、加納先生もお変わりなくお元気です。

学生のよさこい踊り子隊のみなさんも会場を活気づけてくれました。寒い中をずっと頑張って練習してくれたんでしょうね。

沢山の思い出がフラッシュバックした、素敵な一日でした。

20周年を迎えた高知工科大学のキャッチコピーは、「志の旗をより高く」。様々な環境が変化しても、志高く開学した当時の初心を忘れず、高知工科大学の志をより高く発信するという姿勢を表したそうです。
「志」という言葉があまり聞かれなくなった、今にふさわしいメッセージだと思いました。

これからも起業家コース同窓生として、絆を大切にして参りましょう！